去る11月3日、圓藏院では、石田社中のみなさんが「口切りの茶事」をおこないました。
茶湯では、毎年11月になると宇治から茶壺(ちゃつぼ)がはこばれてきます。茶壺には、その年の初夏につみとられた新茶がはいっています。
一年の茶事をはじめるにあたり、茶壺(ちゃつぼ)の口を切って、お茶の葉をとりだし、石臼(いしうす)でひいて抹茶にするのが「口切りの茶事」です。
来たる11月18日土曜日、9時から11時まで、圓藏院では芝川小学校の子どもたちをまねいて、子どもたちに本格的な茶湯を体験してもらう「ちび茶会」を開催します。
「ちび茶会」は今年で二回目。毎年、圓藏院の大銀杏が黄金に色づくころに開催してゆく予定です。
こうして、芝川小学校のみなさんのために新しい抹茶も準備しました。お庭もきれいな秋色です。
ぜひ、お楽しみに。
茶壺
茶壺の口を切ってなかを開けると、こんなふうにお茶の葉がはいっています
石臼でお茶の葉をひきます