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埼玉、神奈川、千葉、栃木、茨城の各県、そして東京都の一都六県にわたる坂東三十三箇所巡礼が、無事に結願しました。この坂東巡礼をもって、圓藏院檀信徒による、十年間にもおよんだ西国、秩父、坂東の三大巡礼が完結いたしました。

圓藏院住職が先導して、昨年春から三回にわけて巡礼した、坂東巡礼。今回の旅程は、以下のとおりです。

一日目　圓藏院→浅草寺（東京）→龍正院（成田市）→円福寺（銚子市）→満願寺（同）→犬吠埼にて宿泊
二日目　ヤマサ醤油工場見学（銚子市）→笠森寺（長南町）→清水寺（岬町）→鴨川温泉宿泊
三日目　那古寺（館山市）→高蔵寺（木更津市）→千葉寺（千葉市）→圓藏院にて「結願」

「結願」（けちがん）とは、仏の修行や巡礼などが無事に完結し、願いがかない結ばれたことをあらわす言葉です。長い巡礼を終えられ、結願された圓藏院檀信徒のみなさんは、
「ただただ、感無量です」
「今回の参加が初めてでしたが、巡礼の旅は、観光旅行とは一味も二味もちがいますね。最後の寺をあとに、中川の圓藏院にもどってお参りをしたら、心が晴れ晴れとしていました。巡礼の機会があれば、また参加したいです」
「西国巡礼からずっと圓藏院の巡礼に参加していました。自分自身も充実した旅でしたが、ご供養の旅でもあるので言葉に尽くせない感慨があります。」
と、結願の感想を口々にされていました。
みなさま、ほんとうに、無事の結願をおめでとうございました。