花の寺 圓藏院

2018.12.05 平成30年「圓藏院こども茶会」開催

去る11月17日土曜日、芝川小学校土曜チャレンジスクールの児童たちが来院して、茶の湯を学び体験する「圓藏院こども茶会」が開催されました。圓藏院では、地域社会と子どもたちの教育に貢献するため、石田社中の協力のもと、毎年、「こども茶会」を開催しています。今年は夏以来の異常気象もあり、11月にしては気温も高く、昨年は黄金に紅葉していた大イチョウも浅葱色を残しています。とはいえ、お天気は好日そのもの。ぽかぽかして麗らかな「こども茶会」に絶好の秋日和となりました。

芝川小学校コーディネーターの土田先生と「こども茶会」指南役の石田宗江のお話をきく児童のみなさん。

お茶会の事前の準備から当日のお点前と指導をしてくださった、石田社中のみなさん。今年もありがとうございました。

今回の「こども茶会」は、これまでの「本格的な」お茶会を体験するのではなく、「正式な」茶の湯を児童たちに体験学習してもらいました。正座をして三つ指を揃えての礼作法から、指導ははじまります。写真の場面は、「畳縁から16目数えて座る」という茶の湯の正式な着座について学習しているところ。

まってました!児童たちも大喜びのお茶菓子。今年は「紅葉」。圓藏院の大イチョウの黄金の紅葉がモティーフになっています。

おいしい〜!と思わず顔をほころばせる子どもたち。「こども茶会」が大好きで、三年連続して出席したお子さんもいました。

お点前をしてくださった大学生のお姉さん、じつは、芝川小学校の卒業生。艶やかな着物姿と落ち着いたお点前に、児童も大人も目をみはります。

石田社中のみなさんが児童の面前でお茶のいただき方を実演して、わかりやすく指導します。

にがいはずの抹茶のお薄ですが、子どもたちは全員「おいしい、落ち着く」と正座してお茶を堪能していました。来年も、ぜひ「こども茶会」にお越しくださいね。