圓藏院のしだれ桜も、ベニシダレザクラをのぞいて、ほぼ、散華してしまいましたが、お庭にはつぎの春の花が咲きはじめています。
きたる4月8日月曜日の午後から夕方ごろまで、「圓藏院 花まつり」を開催いたします。花祭では、誕生仏(子どもの姿をしたお釈迦さま)の頭上から甘茶をそそぎ、御詠歌をお唱えして、お釈迦さま(仏陀)のご生誕をお祝いするのです。
なぜ、誕生仏に甘茶をそそぐのか。それは、マーヤ夫人の脇の下から生まれたばかりのシッダルータ王子(出家される以前の仏陀のお名前)が七歩あるき、天地を指さしながら「天上天下唯我独尊」とおっしゃると、空から「甘露の雨が降った」と、されているからです。甘露の雨の代わりに、金色をして甘い、甘茶をそそいでさしあげるのですね。
当日、圓藏院では、花祭にお越しの方に甘茶をお配りして、健康と安全息災を祈願いたします。とくに、子どもたちが丈夫で元気に育ちますようにと。また、花祭にきてくれた子どもたちには、お菓子もさしあげます。
ぜひ、お越しください。
*当山ホームページでは、花祭の開催を5月初旬と予告しておりましたが、運営上の都合により、誠に勝手ながら、4月8日の開催とさせていただくこととなりました。記して、お詫びいたします。