圓藏院のお庭では、もう花がおわり、一面の新緑です。その緑の海に、だんだん梅雨の気配もただよってきました。本堂ですごすのが、ここちよい季節です。
先月から、恒例の写経会、書道会がはじまっています。写経会は、毎月第3土曜日午後2時から約45分間、書家の小熊春洋先生が講師をつとめる書道会は、毎月第1、3土曜日の午後3時から約90分間、圓藏院本堂で開催中です。写経会は無料、書道会は講師実費のみで、どなたでもご参加いただけます。
仏教は、現代でいう科学や心理学にも近い学問的側面を有し、歴史と経験によって裏付けをしてきた教えです。梵字や写経をはじめ、書を、その行にもとりいれてきました。書道は、毛筆の細い筆先に気持ちを集中させることで心が静かに落ち着き、太極拳にも似た長く細い呼吸が自然にできることで体をリラックスさせます。瞑想や座禅にも似た没入感があります。また、漢字を墨書することには、パズルに近い脳トレーニングの効果もあるそうです。
自宅では、なかなか集中しづらい写経や書道ですが、仏さまをまえに清々しい緑と静かな本堂の中で筆をとれば、心にも健康にも良い時間がすごせます。
お寺に遊びに来られる感覚で、ぜひ、ご参加ください。
*今年度の法話会は、第1土曜日にご法事が重なってしまい、開催ができておりません。開催につきましては、後日、ホームページ内などでお知らせいたします。