残暑はきびしいものの、涼しさの糸口のようなものがみえてきました。
お陰様をもちまして、令和元年度の圓藏院施餓鬼会も、無事に厳修することができました。
8月14日の当日は、早朝から圓藏院世話人の方々があつまり、猛暑のなか、汗みずくになりながら、精霊棚や本堂内をしつらえ、お塔婆を一本ずつ確認しながら設置してくださいました。
また、ことしも、お盆でご多忙中にもかかわらず、三学院様と正法院様がご助法にかけつけてくださいました。
法要中も怪我をしたり体調をくずされる方もなく、こうして、大過なくお施餓鬼を終えられたのも、圓藏院総代をはじめ檀信徒の皆様、近隣の皆様の日頃のご助力とご功徳、そして、仏のご加護かと存じます。
改めてお礼を申し上げます。
本堂前にならんだ付施餓鬼塔婆が少なくなってゆくのと同時に、寺庭のそちこちでは、山百合がぐんぐんと丈をのばし、白い大輪の花を咲かせています。鈴虫たちも、朝な夕なに、涼しげな声を奏ではじめました。
暑さの去った秋のお彼岸の頃に、どうぞ、またご来院ください。