花の寺 圓藏院

2019.09.23 お彼岸をむかえて

9月20日の晴れやかな秋日和の好日、当山はお彼岸の中日をむかえました。一週間つづくお彼岸は、お墓参のお客様が絶えません。

そんな折、恒例の圓藏院御詠歌講のみなさまにより、「彼岸詠歌奉詠会」が本堂において盛大に開催されました。

お昼ごろから講員の方々が来院され、お花や、中川、見沼でとれた新米、そして、手づくりのお萩などをご本尊にお供えくださいました。

自家製のおはぎは、早朝からつくりはじめたそうです。家の畑で収穫した小豆を蒸してこしあんにし、餅米を炊いてにぎります。仏さまのまえで御詠歌をお唱えしたあとは、講員の方々が各自持ち寄ったごちそうを囲んで、お彼岸のお祝いをするのです。おはぎのお味は、雑味のない自然な甘さとつきたての餅米が口の中でふっくらとあいまり、すばらしく美味しいです。

今年はきびしい残暑のせいか、曼珠沙華もいまだ咲ききりません。それでも、ご詠歌の歌声や墓参拝の方々、子どもたちの元気な声が響いて、お彼岸の境内は、とても華やかです。ぜひ、お墓参りに、おこしください。