いよいよ、今年も残すところ四日となりました。
お寺では、大掃除もあらかた終わり、あとはお正月飾りなどをするばかり。
明日は、本年最後のご法事。今朝から、お参りをし、お墓を清めに来られる檀家さんの足も絶えません。
お正月は、修正月ともいいます。
それは、心身を正しく修める月、という意味です。昨年の行動や心のあり方をふりかえりつつ、心身を静粛に修めるのです。お釈迦様の『遺教経』には、
足るを知って身を正しなさい
と、あります。自戒を籠めた言葉ですが、同時に、普通に生きてゆけることの貴さ、深い感謝を胸に、自他ともに大切にし、励んでゆくことを誓う教えでもあります。
今年は台風などの自然災害に苦難させられた年でもありました。
来年は、心身ともに負けないよう、お互いに力を合わせ、豊かな年にしてゆきたいものです。
皆様、どうぞ、よいお年をお迎えください。
一月二日からの新年挨拶でお目にかかれますのを、楽しみにしております。