昨年は春の到来が早かった気がします。三寒四温がつづきますが、今年はさらに去年より九日早く、樹齢六百年と伝えられるさいたま市天然記念物、円蔵院のしだれ桜が開花しました。
開花は、先週の3月11日。
その前日に、円蔵院では東日本大震災十周年慰霊供養をしたばかりでした。異例の早咲きの桜は、まるで、震災を悼んで咲いてくれたかのようでした。
今年は新型コロナ対策の非常事態宣言発令もあり、恒例の円蔵院桜茶会は中止となってしまいました。
しかし、今年のしだれ桜は、春のお彼岸の頃に見事に咲いてくれそうです。円蔵院の山門はいつでも、どなたにも開門しております。花見の宴会はお断りしておりますが、お参りの際は、ぜひ、しだれ桜に逢いにいらしてください。