今月十四日に、当山円蔵院では施餓鬼法要が恙なく修行されました。六月末に施餓鬼供養の受付にお越しくださった檀家信徒、および郵送にて供養料をご送付くださった皆様に心よりお礼を申し上げます。

新型コロナ対策の緊急事態宣言も緩和されたことで、本年度の施餓鬼法要は新盆供養者のみならず、一般参列者の皆様にもご上堂いただきました。当日は台風が接近し暑い雨天となりましたが、それでも、お陰様をもちまして、本堂内に入りきれないくらいの檀家信徒にご参列いただくことが叶いました。

当日は円蔵院世話役ならびに総代の皆様に檀家信徒を代表して来院をいただき、早朝から法要の終わる夕方まで、会場設営、運営、片付けまでをご尽力いいただきました。また、例年通り、同宗三学院方類でもあられる正法院御住職に助法を賜ることができました。重ねてお礼を申し上げます。

コロナ禍は少し落ち着きをみせたものの、今夏は猛暑日が毎日のように続く震災級の酷暑でした。世界は否応なく転変してゆきます。しかし、皆様の変わらぬ慈悲の御心とご功徳により、無事に施餓鬼法要を終えることができました。文字通りに「有難きこと」と感謝しております。残暑もありますが、皆様のご健勝を、日々、お祈りしております。

合掌　　慈眼山円蔵院住職